トライフル店主のブログです。
以前には外部サイトにてブログを更新していましたが、あるきっかけで一旦営業日のお知らせのみに変更したのです。
しかし、いつも修理作業などをしているうちに日常を振り返ることを忘れてしまいそうになるので、あれこれ思ったことなどを時の記念日をきっかけにして、こちらのブログに書き始めてみたいと思います。
思いつきでつらつらと書いていきますので、思い違い、書き間違いなどが多々あるかとは思いますが、どうかお許しください。
で、時の記念日。
毎年思い出すのは、その昔にシチズンさんが行ったキャンペーンと、セイコーさんのテレビコマーシャルです。
当時は時計全盛期。
特に腕時計に関していえば皆が憧れていて、時計を所有することが嬉しい事だったはずですし、特に腕時計は大人になった証のように思えたもので、現在とは「腕時計を着ける」という事自体からそのあたりの意識の違いは大きいと思います。
当時、シチズンはマスコットキャラクター「Cちゃん」が有名でした。
時計店で行われるキャンペーンのくじ引きでもらえるキャラクター人形は、とても嬉しかったものです(なかなかもらえませんでしたが)。
店先にもディスプレイ人形が飾ってあったりしてショーケースを覗き込む子供の目にはワクワクさせるものしか見えませんでした。
セイコーにはCちゃんに代わるキャラクターはいなかったように記憶していますが、それはどちらかと言えばセイコーは大人になってからの時計という位置付けで、早くても新入学の時に初めて贈られるプレゼントのひとつ。
シチズンはもう少し前の小学生くらいから使い始められる時計を意識していたのかなあと思います。
キャラクターが可愛いので、時計よりも先に好意を持ちやすかったのかもしれません。
あ、これはあくまでも店主個人の生まれ育った時代や地域、記憶などからくる見解です。
子供が一人で時計店の店先でショーケースを見ている事自体、あまり好まれる事ではなかったようにも記憶しています。
店主の子供の頃も、見に行くときにはおじいちゃんと一緒に散歩について行ったときがチャンスでした。じっくりと見る事ができたので。
その時計店の店主さん達のあからさまな対応の違いを知ったのもこの頃に経験していました。
(その当時、お客さんもひっきりなしに往来があり、腕時計がどんどん売れていく時代に買うことの出来ない子供がウロウロしていたら、商売の邪魔だったのは間違いないのは、大人になってから分かることなのです)
当店では出来る限りお子様達にも楽しく店内を見て行って欲しいと思っているのも、その頃の経験からというのもあります。
当店に来る子供達のキラキラした目は、きっと未来の希望に繋がっていくのだと思うと嬉しいのです。
あの頃の腕時計達が陳列されているショーケースを眺めていた感動は今でも忘れることはできません。
時計好きのお子様がいらっしゃるご家族の皆様、是非ご来店くださいね。